体毛の役割

体毛の役割

「むだ毛処理」といいますが、実際のところ体毛の中でむだな毛というのはないのです。

 

頭髪は、衝撃や強い日差しから頭を守っています。
眉毛や、まつげは、ゴミや汗などから目を守っています。
鼻毛は、ほこりやゴミなどを吸い込んでしまわないようにしています。

 

その他、手足などの全身に生えている毛は、発汗をスムーズに行い体温を調節したり皮脂などを分泌する働きを担っているのです。

 

むだ毛の代表的な、わき毛も同じで、体温調節作用や分泌作用があり、皮膚と皮膚がこすれあうのを防ぐ役割もあるとされています。

 

手のひらや指の腹、足の裏、唇などには毛がありません。一部を除いて、ほぼ全身に毛が生えていて、体を守るためにさまざまな役割を果たしているのです。

 

全身の毛の数は個人差が、大きいものの、大体120〜150万本、そして頭部には10〜15万本の毛が生えていると言われているのです。

 

体毛は、性ホルモンの影響を受ける特徴がある

思春期になると多く分泌される男性ホルモンに刺激され、陰毛、わき毛、手足の毛、胸毛、あごひげなどは、特に硬く量も多くなっていきます。

 

女性の場合でも、思春期のころに陰毛やわき毛が生えてきて目立つようになってくるのは男性ホルモンの影響です。

 

そして、女性が更年期を迎えたとき、手足やあごの毛が目だってくることがあります。

 

これも、女性ホルモンの分泌が減少する結果、反対に男性ホルモンの影響が強くなることが大きな原因となっています。

 

ただし、頭髪の場合は男性ホルモンの影響が強くなると特に前頭部や頭頂部の毛が抜けやすくなるという性質があります。若はげがが男性に多いのは、そのためです。

 

そして逆に、女性ホルモンの影響が強い場合は前頭部や頭頂部の毛が抜けにくいといわれています。

 

男性ホルモンの分泌が多いほど頭部の毛は薄く、その他の体毛は濃くなりやすいのです。

 

ですから、男性が髪が豊かで長い女性に憧れたり、女性ができるだけ体毛をなくしてしまいたいと思うのは、女性ホルモンのなせるわざなのかもしれません。